女性の社会進出の大切さが問われるようになったのはいつからなのでしょうか。 女性の働き方は時代とともに変わってきています。 今回は、時代にあわせたユニークな取り組みをしている企業を紹介します。
ミチルさん:
ミシルくん。私、仕事のできる女になりたい。
ミシルくん:
どうしたの、いきなり・・・
ミチルさん:
この間、家庭を守りつつ役員にまでなった女性の記事を読んだの。女性の社会進出の大切さを語っていてかっこよかったのよね〜。
ミシルくん:
・・・
ミチルさん:
ところで、女性の社会進出っていつから尊重されるようになったのかな?
- 1972年に、男女雇用機会均等法の前身にあたるといわれる「勤労婦人福祉法」が施行。
- 1980年、女性の就職・転職情報に特化した「とらばーゆ」が創刊され注目を集める。 寿退社や女性がお茶汲みをすることが当たり前という時代に、女性のキャリア形成をサポートするチャレンジ。
- 1985年に、いよいよ男女雇用機会均等法が制定。 採用や昇進の際に女性を男性と均等に取り扱うことが定められ、教育や福利厚生、定年・解雇などについては女性であることを理由とした差別が禁止された。
ミチルさん:
まだ30年くらいしかたってないのね。その前は女性というだけで定年や福利厚生も平等じゃなかったなんて。
ミシルくん:
当時、常識をくつがえす努力を惜しまず、がんばってくれた人のおかげだね。
社会進出のその先は?
女性は仕事に打ち込めるようになり、キャリアアップに励めるようになりました。
しかし、その流れで晩婚化もすすみ、今の問題につながっていると考える人もいます。そして、今や少子化は日本における最大の危機とも言えるかもしれません。
今の状況は、当時の人が思い描いた理想の形というわけではなさそうです。出産をするという大仕事を考えると、女性が「男性と同じように」働ける環境の準備だけでは不十分だからです。
ミチルさん:
かっこいい!って思ったけど、女性が社会進出するためには大変なことが色々あるものね。あれも、これもなんて、そんなに甘くないのね。
ミシルくん:
個人の頑張りだけに頼るのは限界があるけど、最近では企業も工夫してるよ!
ユニークな制度を導入してる会社も増えているから、探してみたら?
ミチルさん:
両立できるように、企業が支援してくれるのね。そういう会社がどんどん増えるといいね。
サイバーエージェント
在宅勤務や妊活休暇など新制度「macalon(マカロン)パッケージ」を導入
女性社員の「妊活(妊娠活動)」を支援する新制度。女性特有の体調不良の際や妊娠活動の用途で休める「エフ休」、 専門家の個別カウンセリングが受けられる「妊活コンシェル」、子どもの急な発病などの際に在宅で仕事ができる「キッズ在宅」など。
ユニチャーム
妊娠や出産予定がある新卒の女性社員の入社時期について、最長30歳まで延期できる制度「Fresh-Mom Recruitment」
育児を20歳代に済ませ30歳代でキャリアアップに専念したい女性社員や、妊娠や出産予定があるため志望を断念したり不安を感じている就職活動中の女性に対応する。
残念ながら見栄だけの女性活用をうたう会社もまだまだ多いなか、本当に女性を戦力として大切に考えてくれる会社もたくさんあります。
「女性の社会進出を本気で応援してくれる会社で仕事がしたい。」そう決めたミチルさんでした。
だれも教えてくれなかった ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド
- 作者: 小栗ショウコ,田中聖華
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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